2016.6.30.Thu 世界から猫が消えたなら
ずっと読んでみたかった小説を読んだ。
想像をはるかに超えてた。
今までで一番かもしれない。
もちろんフィクションだけど
現実世界に重ねられることばかり。
「何かを得るためには、何かを失わなければならない」
この小説に繰り返し出てきた言葉。
すごく納得。
この本が一番言いたいことなのかもしれない。
自分の命と引き換えに
世界から色々なものが消えていく。
悪魔は身近なものから消していく。
私だったら、
音楽を消されるかもしれない。
でももしそうだったら
私だったら主人公みたいに
自分の命と引き換えに
消すことはできないだろうな。
音楽の無い世界。
想像しただけでも寂しい世界。
世界から私が消えたなら。
何か変わるのだろうか。
物語は主人公が死ぬ前で終わっている。
後は想像して下さい、って感じなのだろうか。
今までで出会った本の中で一番かもしれない。
本当に良かった。